テイラー・スウィフト、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』を7/7に発売
テイラー・スウィフト、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』を7/7に発売

 現地時間2023年5月5日、テイラー・スウィフトが、米ナッシュビルのニッサン・スタジアムで行った3公演の初日に、2010年の3rdスタジオ・アルバム『スピーク・ナウ』の再録版となる『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』を7月7日にリリースすることを発表した。

 ステージ上でのリリース発表は、テイラー・ネイションの公式インスタグラム・アカウントで生配信されたため、世界中のテイラーのファンがこの発表をリアルタイムで見ることができた。テイラーが、スタジアム周辺のスクリーンに注目するようファンたちに呼びかけると、「スピーク・ナウ。テイラーズ・ヴァージョン。7月7日発売」という文字が表示された。

 彼女のファンたちは、先々週の日曜日にすでに近々何か発表があるのでは察していたようだ。この日、米アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアム公演で来場者に配られたライトアップするリストバンドが、ライブの最後に『スピーク・ナウ』を象徴する紫色に変化しており、今作が長らく噂されていた次の再録アルバムになるのではと推測していた。正式発表を受けて、ナッシュビルのジョン・シーゲンターラー歩道橋は当日、明るいバイオレット色でライトアップされた。

 現地時間3月17日に米アリゾナ州グレンデールでキックオフした【The Eras Tour】のセットリストには、『スピーク・ナウ』から「Enchanted」の1曲のみが含まれているが、4月15日のフロリダ州タンパ公演では「Mean」がサプライズ曲として登場していた。

 『スピーク・ナウ』は、「Mine」(米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”最高3位)と「Back to December」(6位)の2曲のTOP10シングルを輩出し、100位圏内には「Mean」(11位)、「Ours」(13位)、「Sparks Fly」(17位)、「The Story of Us」(41位)の4曲がチャートインしている。

 【グラミー賞】で<最優秀アルバム>に輝いた2008年の『フィアレス』に続いて、2010年10月に発売された『スピーク・ナウ』は、テイラーにとって初めて初動100万枚を突破した作品となり、104万7000枚を売り上げて米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”首位デビューを果たした。ルミネートによると、彼女の3rdアルバムは、4月27日までに米国で累計780万ユニットを獲得している。

 2021年にリリースされた『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』と『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』に続く『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』は、初期アルバム6作を再録する試みの3作目となる。彼女は、これらのマスター音源の所有権を失ったため、2019年に再録音する計画を発表していた。昨年は、10枚目のスタジオ・アルバム『ミッドナイツ』を発表し、自身のキャリア、そして2022年に発売されたアルバムの中で最高の初動を記録していた。