H.E.R.、ディズニー・アニメ『美女と野獣』の記念特番でベル役に抜擢
H.E.R.、ディズニー・アニメ『美女と野獣』の記念特番でベル役に抜擢

 H.E.R.が、ディズニー・アニメ『美女と野獣』の米ABCによるスペシャル番組『Beauty and the Beast: A 30th Celebration』でベルを演じることが2022年7月20日に明らかになった。

 H.E.R.は声明で、「“美女と野獣”のレガシーに参加できるなんて信じられません。世界は黒人とフィリピン人のベルを見ることになります!私はずっとディズニー・プリンセスになりたかったですし、二人の素晴らしい監督、ヘイミッシュ・ハミルトンと、私の大好きなジョン・M・チュウと一緒に仕事ができます。とてもシュールで、これ以上ないくらい感謝しています」とコメントしている。

 製作総指揮を務めるチュウは、「明らかに並外れた才能とステージでの存在感を持つH.E.R.は、我々のベルを完璧に体現しており、この創造性の祭典で観客に彼女を見ていただけることをとても嬉しく思います。私たちは二人ともストーリーテラーとしてオリジナルのアニメーション映画に影響を受けたので、この不朽の名作の芸術性に敬意を表しつつ、新世代のクリエイターにインスピレーションを与えるために一緒にコラボできるのはとてもエキサイティングなことです」と声明で述べている。

 ハミルトン監督によるこの記念作品は、アニメと実写が融合したものとなり、ABCによると、長く愛される映画へのオマージュを込めた音楽パフォーマンスが行われる。他のキャストは後日発表される。スタジオの観客の前で収録されるこの特別番組は、米東部標準時の2022年12月15日午後8時に放送され、翌日からディズニープラスで配信される。

 ディズニーの『美女と野獣』は、1991年11月に公開され、【アカデミー賞】で<歌曲賞>と<作曲賞>の2部門で受賞した。今回の放送は、【アカデミー賞】2部門受賞、そしてアニメーション映画として初めて<作品賞>にノミネートされてから30周年を記念したものだ。