メタリカ、MLBジャイアンツ主催の“メタリカ・ナイト”で米国国歌を演奏
メタリカ、MLBジャイアンツ主催の“メタリカ・ナイト”で米国国歌を演奏

 現地時間2022年5月25日、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドとカーク・ハメットが、バンドと長年交流のあるMLBサンフランシスコ・ジャイアンツのホームゲームでアメリカ国歌を演奏した。この日オラクル・パークにて行われた試合で、ジャイアンツはニューヨーク・メッツと対戦した。

 国歌パフォーマンスの最後にはジェイムズがメタリカの代表曲「マスター・オブ・パペッツ」の一部を演奏する場面もあった。二人はジャイアンツのユニフォームを着用し、使用した機材には「各チームのホームがある都市の個性を表現する」という趣旨でMLBが2021年から展開している“シティ・コネクト”シリーズのデザインが施されていた。メタリカの場合、ジャイアンツの“G”とサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジのデザインがギターとアンプに描かれていた。

 試合当日には、メタリカの慈善財団All Within My Handsを通して寄付すると、国歌演奏時に使用されたギター(James Hetfield Signature Series ESP Snakebyte GuitarとKirk Hammett Signature Series ESP KH-2 Guitar)が当たるキャンペーン実施の発表もあった。ギターには共に、ラーズ・ウルリッヒ(Dr.)とロバート・トゥルージロ(Ba.)を含むメンバー全員のサインが入っており、試合用に描かれたカスタム・グラフィックが施されている。

 メタリカは、ジャイアンツとともに2013年からバンドをテーマとしたイベント“メタリカ・ナイト”を開催していて、メンバーは始球式やスタメン発表、そして通算8回の国歌演奏を行ってきた。

 現地時間6月30日に終了するギターのプレゼント企画による収益は、全額がウクライナ難民に食事を提供している非営利団体ワールド・セントラル・キッチンの#ChefsForUkraine活動に寄付される。