ポール・マッカートニー/デイヴ・グロール/エルヴィス・コステロなど、米プリザベーション・ホールのヴァーチャル救済ライブに出演
ポール・マッカートニー/デイヴ・グロール/エルヴィス・コステロなど、米プリザベーション・ホールのヴァーチャル救済ライブに出演

 米ニューオーリンズの有名なプリザベーション・ホールのヴァーチャル支援コンサートが開催され、ポール・マッカートニー、フー・ファイターズのデイヴ・グロール、エルヴィス・コステロ、デイヴ・マシューズ、PJ・モートン、マイ・モーニング・ジャケット(MMJ)のジム・ジェームスやナサニエル・レイトリフなどがリモートでパフォーマンスを披露した。

 2020年6月20日に生配信された、プリザベーション・ホール・ジャズ・バンド(PHJB)が主催した『Midnight Preserves』は、ホールのクリエイティブ・ディレクター、ベン・ジャフ(Ben Jaffe)が司会を務め、アーティストたちと新型コロナウイルスによる外出禁止の影響について語ったほか、ニューオーリンズ・ミュージックへの愛やプリザベーション・ホールのバンドのレガシーなどについて意見を交わした。

 パフォーマンスは過去のライブ映像と新たなリモート映像を織り交ぜながら進行し、デイヴ・マシューズ・バンドはPHJBと「Ants Marching」を演奏している過去映像が流れたほか、ソーシャル・ディスタンスを保ちながらマシューズとPHJBのホーン&リズム・セクションが新たにレコーディングした「That Girl is You」が披露された。

 デイヴ・グロールはニューオーリンズのアンセムである「Come With Me」を披露したほか、「Best of You」のソロ・アコースティック・ヴァージョン、そして過去に録画された「In the Clear」(フー・ファイターズの2014年のアルバム『Sonic Highways』に収録。PHJBをフィーチャーし、プリザベーション・ホールで録音された)も配信された。

 これらのほかにも、MMJのジェームスとPHJBが過去にセッションしたニューオーリンズ・スタンダード「St. James Infirmary」をはじめ、アラバマ・シェイクスとの「Rise to the Sun」、ベックとの「Sexx Laws」、シャロン・ジョーンズとの「Fish in the Dish」、そしてアーケイド・ファイアとの「Wake Up」が配信された。

 また、コステロが「The River in Reverse」、ジェームスが「Wonderful (The Way I Feel)」のソーシャル・ディスタンス・ヴァージョンを披露し、最後にはマッカートニーがメインでトランペットを担当した「聖者の行進」にグロール、マシューズ、レイトリフ、アーマ・トーマス、ジェームスなどが参加した。

 生配信にはほかにも、人気コメディアンのエイミー・シューマーや俳優のジュード・ロウ、ジョン・バティストなどがカメオ出演した。