2月13日は“フランス音楽界の至宝”と称された国民的歌手、アンリ・サルヴァドールの命日。
1917年7月18日、フランス領ギアナのカイエンヌに生まれたアンリ・サルヴァドール。7歳のときに家族でパリに移住し、10代からギタリストとして音楽活動をスタートしたサルヴァドールは、1950年代に初めてフランス語のロックンロールをレコーディングしたことで知られている。その後、国民的歌手となり、音楽活動はもちろんTVスターとしても活躍した。
また、ボサノヴァ誕生に貢献した人物として2005年には【ブラジル文化勲章】を授与されており、2007年にはラスト・アルバム『レヴェランス~音楽よ、ありがとう!』をリリースし、自らキャリアの終焉を選択。90歳にして引退ツアーを敢行し、来日公演も行っている。そして、ツアーを終えた直後の2008年2月13日、サルヴァドールはパリの自宅で息を引き取った。