<ライブレポート>マルーン5の圧倒的な実力を再認識 ヒット曲を網羅した一夜限りの東京ドーム公演 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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<ライブレポート>マルーン5の圧倒的な実力を再認識 ヒット曲を網羅した一夜限りの東京ドーム公演

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<ライブレポート>マルーン5の圧倒的な実力を再認識 ヒット曲を網羅した一夜限りの東京ドーム公演

<ライブレポート>マルーン5の圧倒的な実力を再認識 ヒット曲を網羅した一夜限りの東京ドーム公演


 通算6作目となる最新作『Red Pill Blues』を引っさげて約3年半ぶりに日本に戻ってきたモンスター・バンド=マルーン5。2019年2月25日に東京ドームで開催された最新アルバム・ツアー【MAROON5 RED PILL BLUES TOUR】の日本公演の模様をレポートする。
マルーン5 その他ライブ画像

 “マルーン5の一夜限りの来日公演が決定!”――昨年8月末に飛び込んで来た吉報に日本中のファンが歓喜したことだろう。本公演のチケットは即完。急遽販売された当日券をゲットできたラッキーなファンを含め、会場は約5万人の観客の期待と興奮で埋め尽くされていた。この日、オープニング・アクト(DJ)として登場したのは、マルーン5の楽曲アレンジやプロデュースを手掛けてきたノア・パッソヴォイ。プリンス、ビヨンセ、トラヴィス・スコットなど最新曲から懐かしのヒットまで幅広い選曲で会場を温めていく。

 19時40分頃、会場が暗転するとスクリーンに映画『Back to The Future』のワンシーンが映し出され、映像内で主役演じるマイケル・J・フォックスがギターを弾き始めるとほぼ同時に、マルーン5がステージに登場した。まずは最新作収録の「What Lovers Do (ft. SZA)」をドロップし、会場のボルテージは一気に上昇。そのまま流れるように2012年に全米チャートで最高2位を記録した「Payphone」へ。ここでフロントマンのアダム・レヴィーンがステージの中央に設けられていた花道を歩きながらファン一人一人に向けて、しっかりと歌い上げていく。

 そして、彼らの代名詞とも言える「This Love」では会場全体でシンガロングが起こる。2002年リリースの曲とあって、マルーン5として活動を始めた時代から現在に至るまで、継続的な支持の高さがうかがえる光景だった。その後も「Misery」、「Sunday Morning」、「Animals」、「One More Night」と、まるでマルーン5のヒットソングのプレイリストを聴いているかのように、途切れることなく次々とヒット曲が投下されていく。今回の公演は、最新アルバム『Red Pill Blues』のツアーと題されてはいるが、往年のファンにも捧げるかのような選曲で、会場の熱気は更にヒートアップし、どんどん彼らの世界に引き込まれていく。

 「東京、調子はどう?」という呼びかけ以外のMCはほぼ無く、出来るだけ多くの曲を届けたい!と言わんばかりにショーは進行していく。本編後半に披露された「Love Somebody」では、アダムがマイクスタンドを高々と掲げ、花道を歩きながら全力で歌い上げた。その姿は彼のカリスマ性を魅せつけられる瞬間でもあった。もちろん、バンドメンバーそれぞれのソロパートも圧巻。バンドとしてのクオリティもさることながら、各々メンバーの実力の高さがこのバンドが現在もトップ・シーンを走り続けている理由の一つなのは確かだ。本編では、マイケル・ジャクソンの「Rock With You」のカバーも披露し、最後はダンス・ナンバー「Moves Like Jagger」で締めくくられた。

 アンコールは、観客の携帯のライトが灯る幻想的な光景の中、アルファヴィル「Forever Young」のカバーからスタート。そのままマッシュアップでカーディ・Bとのコラボ曲「Girls Like You」へ移っていく。そして、リード・ギターのジェームスがアコースティック・ギターに持ち替え、映画『はじまりの歌』の劇中歌「Lost Stars」を花道の一番前でアダムと2人で披露。東京ドームに集まった5万人に向けてじっくりと歌い上げる姿は感動ものだった。そして、ここ日本でも結婚式ソングとしても大ヒットしたキャッチーでスウィートな楽曲「Sugar」で一夜限りの来日公演はエンディングを迎えた。

 本公演のセットリストを改めて振り返っても分かるように、彼らの音楽が世代や性別、国境までを越えてヒットし、いかに人々の心を掴み愛されているかを再認識させられるライブだった。ステージセットも特別凝ったものではなく、MCもほぼ無く、想像よりもミニマルなステージではあったが、シンプルだからこそ、現役で走り続けるトップ・バンドとしての圧倒的な実力とカリスマ性をまじまじと魅せつけられた。まさに彼らの音そのものが、彼ら自身を体現していたと表現できるようなステージだった。

 最後にアダムがファンに向けて、「僕たちの夢を叶えてくれて本当にありがとう!」、「また僕らに会いたい?」と何度も叫んでいた姿が忘れられない。言葉数は少なくても愛を感じられるライブを魅せてくれたマルーン5。彼らにまたすぐに会えることを期待したい。


Photo: Masanori Naruse


◎公演情報
【MAROON5 RED PILL BLUES TOUR】
2019年2月25日(月)※終了
東京ドーム

<セットリスト>
01. What Lovers Do
02. Payphone
03. This Love
04. Misery
05. Sunday Morning
06. Animals
07. One More Night
08. Cold
09. Maps
10. Harder to Breathe
11. Don’t Wanna Know
12. Love Somebody
13. Makes Me Wonder
14. Rock With You (Michael Jackson cover)
15. Moves Like Jagger
アンコール
16. Forever Young (Alphaville cover)
17. Girls Like You
18. Lost Stars
19. She Will Be Loved
20. Sugar


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