納得がいくロケ地を粘り強く探し続ける。選ぶのは郊外が多く、その土地の空気感が映画に滲み出る(撮影/松永卓也)
「ひとよ」の舞台となったタクシー会社。実際のタクシー会社の建物をほぼそのまま使い、ブルーシートで周囲を覆い撮影した。公開後、プロデューサーとともにロケ場所を提供してくれた人々へ挨拶にまわる監督は意外に少ない(撮影/松永卓也)
若松プロの先輩監督・井上淳一と新宿にある映画人のサロン的なバーで言葉を交わす。日本の映画界を取り巻く状況は世知辛い。のちに、ミニシアターをコロナ禍の影響から守る運動も2人は担うことになる(撮影/松永卓也)
昨年11月に大分県別府市で開かれた、第3回Beppuブルーバード映画祭で「彼女がその名を知らない鳥たち」の上映が行われた。原作となる小説などを積極的に探したり、映画会社などに企画を持ち込んだりしたことはほとんどない(撮影/松永卓也)
いちばん好きな映画を聞かれると、白石は巨匠・小林正樹の「上意討ち 拝領妻始末」(1967年)と「切腹」(62年)を挙げた。「時代劇はいつか撮ってみたい」(撮影/松永卓也