居酒屋チェーン「さくら水産」が11店舗に激減　「魚河岸お刺身5点盛り定食」は1480円に 「もう安さを売りにしない」ワケ

「海鮮処 さくら水産」東銀座店。ランチタイムは14時まで。会社員たちが次々と入店していた。夜は歌舞伎座帰りのお客も訪れるという。（撮影／古寺雄大、以下同じ）

「“生”あじフライ定食」。本当は海鮮丼かお刺身定食を頼もうと思っていたが、店員に「あじフライがオススメですよ」と勧められ、注文。確かにタルタルソースとの相性は絶妙だった。

同じ日の夜に再び店を訪れると、店員に「昼はありがとうね」と声をかけられた。接客業の鏡なのか、それとも筆者の風貌が特殊すぎて忘れられなかったのか……多分、後者だ。

ご飯も味噌汁もおかわり自由だったが、今は料金が発生する。昔は一度の食事で卵を10個食べる猛者もいたという。

ランチは500円ではなくなったものの、定食屋としてのポテンシャルは高い。

「本日の刺身盛り合わせ」。その日のうちに水揚げされた海鮮を使っているという。味が濃厚だった。

「たこの唐揚げ」。昼間のあじフライもそうだが、揚げ物も美味しかった。

かつてのさくら水産のランチメニュー

魚がイチバン 西新宿駅前店。ランチの「本日の魚河岸お刺身定食」は、若い女性客にも評判がいいという。

東京メトロの西新宿駅と地下で直結しているビルの地下1階にあるため、地の利は抜群。個室も完備されている。

洗練されたオシャレな店内

全国各地の日本酒が楽しめるが、筆者は日本酒を飲まないので、どれがどれなのかよくわからない。