てしがわら・まい/1982年、横浜市生まれ。組織開発専門家。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』『働くということ──「能力主義」を超えて』『職場で傷つく』『学歴社会は誰のため』など。2020年から乳がん闘病中(撮影:横関一浩)
『格差の”格”ってなんですか?』(1760円〈税込み〉/朝日新聞出版)「タイパ」「自己肯定感」「ウェルビーイング」「自立」「リスキリング」「ゴキゲン」「成長」「つぶしが利く」……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」「しあわせになるには」を疑い、軽やかに解きほぐす20の問い。「社会をよくしようとして、悪くなっていないか?」。再考すべき“岐路”に、私たちは立っているのではないか。違和感をなかったことにせず、未来のために現状を問い直す一冊