家康像。主家への忠義が重んじられるようになったのは江戸時代以降で、戦国時代には「力のある者が治める」、下剋上をよしとする気風があった(徳川家康像/東京大学史料編纂所所蔵模写)
小和田哲男(おわだ・てつお)/1944年生まれ。『徳川家康 知られざる実像』(静岡新聞社)、『教養としての「戦国時代」』(PHP新書)など著書多数。YouTube「戦国・小和田チャンネル」配信中(撮影/写真映像部・高野楓菜)
寺で修行していた少年期に秀吉に見いだされたとも伝わる石田三成。五奉行、そして近江佐和山19万石の領主にまで上り詰めた(石田三成像/東京大学史料編纂所所蔵模写)