牧草に隠れるぐらいの幼熊を2頭連れた、100キロ級のメスグマ。クローバーを食べている。10メートル先に立つ米田さんを、鼻で探している=2020年7月、秋田県、米田一彦さん提供
クマは平野部、耕作地で異変を感知すると、直立する。撮影者との距離は6メートルほどで、こちらが動かなければ感知されない。キツネもこのように葉をくわえて立つという=2021年8月、秋田県、米田一彦さん提供
クマは、倒木の上や土が露出したところで眠りたがる。マムシや害虫を避けたり、腹部を冷やしたりしているようだという=2013年7月、広島県、米田一彦さん提供
米田さんの自宅にたびたびやってきたクマ。あらかじめ用意しておいたカメラで、米田さんの妻がクマと米田さんを一緒に写した=1993年ごろ、広島県、米田一彦さん提供
米田さんの自宅裏の木の上でくつろぐクマを背景に記念撮影。人間が危害を加えない存在であると学習するのは、このような若いクマが多いという=1993年ごろ、広島県、米田一彦さん提供
雨の中に直立して、6メートル先の米田さんを見続けるクマ。「歌舞伎の仮名手本忠臣蔵に出てくる、雨に濡れた斧定九郎みたいな虚無感と殺気を感じて足がすくんだ」と米田さん=2021年7月、秋田県、米田一彦さん提供
座って20分も毛づくろいをしていたというクマ。「動きは、黒い毛皮を着た人のようだ」と米田さん=2021年7月、広島県、米田一彦さん提供