森村誠一さん　デジタルカメラによる俳句の新たな表現

手前が、学生時代から使っているというパールIV。年季の入ったケースと対照的に、一度も修理していないというがまるで新品のように状態がいい。後ろは右からオリンパスμ[mju:]ZOOM105、リコーGR10、パナソニックLUMIX　DMC-FX8。記録として撮影するので軽くてハンディが絶対条件だという

墓石の上で気持ちよさそうに寝入る野良猫に、森村さんは「日向猫起こさぬままに墓参り」と詠んだ

「斜陽まで吊り戻したり鉄の爪」。クレーンが落ちていく夕日を釣り上げている釣り竿に見えたという。発想がすごい

「五線紙に戦闘モードの蝌蚪泳ぎ」。「俳句になる」と予感が走るとシャッターを押す。言葉は写真を見ながら出てくることも多いという