近畿地方に大きな爪痕を残した台風21号。沿岸部を記録的な高潮が襲い、関西空港は冠水し、連絡橋にタンカーが衝突するなど被害は甚大だった。関西大学社会安全学部特任教授で、災害研究の第一人者である河田惠昭氏はかねてより「高潮」の危険性について警鐘を鳴らしていた。著書『日本水没』(朝日新書)より、内容の一部を紹介する。

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