「木村はインドア派で、休みの日はずっと家で過ごし、土いじりなどをしているそうです。しかも、人付き合いに関しては、連絡先を聞いたらなんらかのメッセージを返さなないといけないと思ってしまうタイプで、連絡先の交換はめったにせず、仲の良い芸能人は全くいないとか。さらに、好きなモノが鉄道だそうで、電車で移動するのが好きと公言しています。特に景色を眺めるのが大好きで、『日本全国の寝台特急を制覇したい』という願望も持っているみたいですよ」

 人付き合いには消極的なインドア派で、鉄道好き……人気女優のプライベートとは思えない地味さだ。だが、それに加えて、「性格もどちらかというとネクラで、ネガティブな一面も持っているんです」だと証言するのは女性週刊誌の編集者だ。

「例えば、先日バラエティー番組に出演した時のこと。自身の悩みを打ち明けていたのですが、それが女優業に対するものではなく、『バラエティーなどのVTR明けに気の利いたことが言えない』という悩みだったんです。もちろん、本業は女優なんだから面白いことを言って笑いを取る必要はないのですが、木村の場合はそのVTRを見た後にどんなコメントを言うか、考えすぎてしまうそうなんですよ。ネガティブな思考というか、真面目な性格なんでしょうね」

 そんな木村だが、そもそも、女優の仕事をしている理由自体もいたって真面目だという。

「下積みが長かった木村ですが、『諦めずに芸能界の仕事を続けている理由は何だろう?』と考えたことがあったそうです。それで、たどり着いた答えが『親孝行をしたいから』。続けられるまで仕事をして、その上で親孝行もして、将来、親が死んだときに『親孝行はもういい』と言われたいとか。そんな真面目な性格かつ地味な私生活を送っているからこそ、華やかな女優には醸し出せない魅力があり、ドラマや映画に引っ張りだこなのだと思います」(前出の芸能担当記者)

 一見、プライベートも派手なイメージのある人気女優たち。そんな中、木村の場合は逆に地味であることが魅力になっているのかもしれない。(ライター・丸山ひろし)