アイドル時代、シングルとしてリリースされた楽曲のビデオクリップを堤幸彦監督が手がけたのですが、『こちらが何を言おうとしているかをすぐ察知して動いてくれ、的確さはすごいです』と真野の演技を絶賛したこともあります。しかも、堤氏が『セリフの覚えが早く、意外性がある』と落語会の出演者に真野を推薦し、プロの落語家に稽古をつけてもらい古典落語を披露したことも。本格的に女優として活動を始めてからは、『新宿スワン』や『リアル鬼ごっこ』など園子温監督作品に多数出演。女優を追い込むことで有名な園監督ですが、『リアル鬼ごっこ』の披露試写会で真野の演技について『そのままでよかったから。別にわざわざ追い込まなくても』と褒めていました」

 『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズの主演に真野を抜擢した押井守監督(65)も、「真野ちゃんは何をやらせても手堅い」と称賛していたそうだ。まさに、アイドルから女優に転身して大成功だったと言えるだろう。

「本人も女優の道を選んで良かったと思っているみたいです。向上心も強くて、仕事をやり終えるたびに『もっと! さらに上を』という気持ちになり、過酷な現場も苦にならず、むしろワクワクするとか。今年は『とと姉ちゃん』も『逃げ恥』も脇役でしたが、その演技力で人気ドラマを支えていたことは確か。有村架純(23)や土屋太鳳(21)も朝ドラの脇役を経て人気女優へと成長しましたし、来年は真野が大ブレークする番と言っても過言ではないでしょう」(前出の編集者)

 実力で関係者や視聴者の支持を集めつつある真野。連ドラの主演女優を勝ち取る日も近い!?(ライター・丸山ひろし)