2020年に開催される東京五輪で、寝具メーカーのエアウィーヴが寝具をトータルサポートするオフィシャルパートナー契約を結ぶことが決定し、4月27日に都内で会見が行われた。
会見ではエアウィーヴの高岡本州(もとくに)代表取締役会長と、20年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長らが登壇し、調印式を行った。
4月25日に発表された東京五輪エンブレムが登場する初のイベントでもある今回の会見。壇上の背景や会見資料には新エンブレムが印刷されており、会場からはエンブレムに関する質問も飛んだ。
今回のエンブレムについて、森会長は「まずは大変お待たせしました。やれやれ、という感じで、やっと決まって喜んでおります」と、決定までの苦労をにじませたあと、次のように続けた。
「温かみのあるエンブレム。(決定した時)最初は『うーん』と思いました、正直。でも、どれがいいか、というのは難しいことですから。でもエンブレムの説明を聞いていると、本当に深みがあるなぁと感じてきました」
一方、この日はゲストとしてエアウィーヴの愛用者でもある卓球の石川佳純選手が登場。石川選手もエンブレムについて問われると「日本の伝統的な模様で、私も藍色が好きなので、すごく素敵だと思います」と感想を話した。
また、あと100日に迫ったリオ五輪については「金メダルを目指してがんばりたい」と高い目標を掲げた。さらに東京五輪についても「やっぱり東京五輪でもプレーしたいという強い気持ちがある。私にとっての集大成の大会になると思うので」とすでに4年後も見据えているようだった。
エアウィーヴは東京五輪で選手をサポートするほか、8月に行われるリオ五輪でも日本代表選手団に寝具を提供する予定だという。(ライター・横田 泉)