年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
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仲間を誘って、年に2、3回は、海外に行く。
それだけでなく、
「大谷さん、この国がおもしろいよ。行ってみない?」
と誘われれば、できるだけスケジュールを調整して行くようにしている。
「国内だけでも、あちこち飛び回って忙しいのに、よくそれだけどこでも行くね」
と、からかわれることもある。
坂本龍馬、吉田松陰、維新の志士と言われる人たちが最初にやったことは、日本中を旅して回ることだった。
大阪商工会議所の初代会頭の五代友厚など、新しい日本をつくるためにイギリスに留学した「薩摩スチューデント」と呼ばれるメンバー。彼らもまた、危険をかえりみず、イギリスへと向かった。
日本中だけでなく海外を見て、いろんなことを感じ、いろんな人と出会い、彼らは次の行動を考えた。
「見て、感じなければ、何もわからない」
「聞いて学ぶことと、実際に見るのは違う」
わたしは、そう信じている。