
年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
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「もうすぐ定年です」
「この仕事もこれが最後です」
そんな言葉、20代、30代の時には想像もしなかった。
わたしだけじゃない。わたしの周囲の人からもそんな言葉を想像もできなかった。
でも、最近は違う。これらの言葉は、とっても身近になった。
そして、仲間と飲んでいても、これらの言葉が飛び交うようになった。
「僕たちも、あと数年で定年だよなあ」
「このビルが建つ頃には、もう会社にいないんだよなあ」
なんとなく寂しいけれど、それも事実。何よりも、
「いつまで生きられるのだろう」
と、いう話になる時、「終わり」を否応なく意識させられる。