しかし、深夜に起きて早朝に出勤する朝のニュース番組担当は一般的な生活サイクルとズレが大きく、他の仕事の制約も少なくない。将来的に、大型特番などで和久田アナをより生かすことも考え、NHKは今回の異動を決めたようだ。
「『ニュースウオッチ9』への異動は昨年から既定路線でした。最大のイベントである東京五輪の特番で活躍してもらうことを見込んでの人事です。和久田アナは、今年1月からスタートした嵐がメインパーソナリティーを務める東京五輪のガイド番組『2020スタジアム』でも司会進行を担当しています。コロナの影響で東京五輪自体が延期となりましたが、今後も変わらずオリンピック関連の番組を担当する予定です」(前出・NHK局員)
これまで順風満帆に局内でのポジションを上げてきたかのようにみえる和久田アナだが、さすがにここ最近の急激な環境の変化に対して、周囲には不安の声を漏らすこともあるという。
「和久田アナが多忙なこともあり、やっと先日アナウンサーの仲間内で紅白歌合戦の打ち上げが開かれました。しかし、ここでも頭の中は『ニュースウオッチ9』のことで一杯だったようで、先輩アナを質問責めにしていたそうです。本人は実力と周囲が持つイメージとのギャップに悩んでいると聞きました」(アナウンス室関係者)
そんな不安を抱えるなか、和久田アナの私生活を心配する声もあがっている。
「昨年9月に一般男性と結婚したことが報じられましたが、男性はアメリカに単身赴任中で和久田は1人暮らし。新婚ながら、今後もしばらく別居生活が続くようです。普段はNHKと自宅マンションの往復で、休日もほとんど出歩いている様子がない。仕事のストレスをどこで発散しているのか心配になるほど地味な生活を送っています」(前出・週刊誌記者)
コロナ禍の収束も見通せず、息の抜けないニュースが続くなか、和久田アナにはより真価が問われる1年になりそうだ。(文/島本拓)