『4月9日はなんの日?』超多忙な“ドラムの神様”、スティーヴ・ガッドの誕生日
『4月9日はなんの日?』超多忙な“ドラムの神様”、スティーヴ・ガッドの誕生日

 4月9日は世界最高峰のセッション・ドラマー、スティーヴ・ガッドの75歳の誕生日。

 スティーヴ・ガッドは1945年4月9日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。10代の頃からジャズ・クラブのセッションでドラムの腕を磨き、70年代前半にはスタジオ・ミュージシャンとして本格的に活動をスタートしたガッドは、チック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーやマンハッタン・ジャズ・クインテット、ヴァン・マッコイのレコーディングへの参加などを経て、コーネル・デュプリーら名うてのセッション・マンとともにフュージョン・バンド、スタッフを結成。繊細かつグルーヴ感あふれる独自のドラム・スタイル=ガッド・スタイルで“ドラムの神様”としての地位を確立した。

 その後もジャズ・フュージョン界に留まらず多彩なアーティストとのセッションを続けているガッドは、昨年も自身のバンドを率いた活動のほか、デンマーク出身のトッププレイヤー、ミカエル・ブリッチャーとダン・ヘマーとのトリオ・ツアーや、ジェームス・テイラー、エリック・クラプトン、ロバート・プラントらのコンサートへの参加、渡辺貞夫との約26年ぶりの共演など相変わらず引っ張りだこの1年となった。2020年も自身のバンドのアメリカ西海岸ツアーを終え、3月にはブッチャー、ヘマーとのトリオで来日公演を行う予定となっていたが、コロナウイルス感染拡大の影響により、残念ながらキャンセルとなっている。