放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は「FUKUBISUI」の「ごまオイル」。
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在京局がほとんどのロケや収録を当面の間、中止。生ワイド番組ではコメンテーターがテレワーク出演をするなど、新型コロナウイルス感染拡大により、テレビ各局も前代未聞の事態となっている。
そんな中、ジャニーズ事務所所属のアーティストが「手洗いダンス」の動画を発表し人気に。ピコ太郎は、あの『PPAP』の手洗いヴァージョンで参戦している。星野源の呼びかけで、ミュージシャンや芸人がYouTubeで壮大なコラボを繰り広げている。
家で過ごす時間が多くなっているからこそのアイディアの数々だが、美容セレブの間では「お籠もり美容」が提唱されている。せっかく時間があるのだから、スペシャルなスキンケアに励もう……ということなのだ。
アイテムはたくさんあるが、なかでも芸能人御用達の宿、『強羅花壇(ごうらかだん)』のアメニティーとしても知られている『FUKUBISUI』シリーズに、昨年10月、加わった「ごまオイル」が大評判だ。
昨今、美容オイルはスキンケアの常識となりつつあるが、幼少期、肌トラブルに悩まされた経験から「こんなのあったらいいな」を製品化したコスメラインナップ『FUKUBISUI』のオイルには、その製法や成分へのこだわりに「さすが」との声があがっている。
100%生ごまオイルは精製にこだわり、ごま特有の香りがせず、ほぼ透明で、軽やかなテクスチャーに仕上げたのだ。
なぜ無臭を実現できたかというと、煎じたごまではなく生のごまを搾っていることと、濾過(ろか)工程をしっかり踏み、最後、キュアリングという加熱処理を行っていることで、不純物が取り除かれ、有効成分であるセサミノールが増加。安定性が高くなっているという。
使い方は多岐にわたる。まずは、化粧水や美容液の後、クリームの前に使うベーシックな使用法から、乳液やクリームに1~2滴をたらして保湿力をアップしたり、10円玉くらいの量を手のひらにとって、顔のマッサージにも使える。ヘアオイルとしても利用可能。
さらに、開発スタッフおすすめの使い方は、入浴時のオイルパック。洗顔後、顔全体にオイルを塗り、ゆっくりバスタブに浸かり、じんわり汗をかいたら、ぬるま湯で洗い流すというだけのシンプルケアだ。夏場はソープで流してもいい。
保湿力が上がるから乾燥知らずとなり、肌が柔らかくなり、毛穴の黒ずみもとれやすくなるから透明感アップ。シリーズ同様、どんな肌タイプにも使えるというのも助かる。お試しあれ。
※週刊朝日 2020年4月24日号