活動休止発表後、大野は「芸能界を離れる」と公言。芸能活動に未練はなく、一般人になった暁には「思う存分、趣味の釣りに没頭したい」と周囲に話している。

 そんな大野は、2018年に一級小型船舶免許を取得したという。今後は“元アイドルの釣り人”として悠々自適に暮らしていくのかもしれない。

「大野に限らず、嵐のメンバー5人はすでに一生金に困らないほどの資産を形成しています。例えば、松本潤の場合は23区の中心部に複数のマンションを所有。大野も複数の不動産を所有している。事実上の芸能界引退とはいえ、経済状況には盤石なのです」(別のジャニーズ関係者)

 2016年の大みそかに解散したSMAPに続き、嵐というトップグループを失うことになるジャニーズ事務所。今年3月末には、元SMAPリーダーの中居正広(47)が退所し、ジャニーズ事務所は「新たな時代」に入りつつある。
 前出のスポーツ紙記者は「ジャニーズという後ろ盾がなくなっても芸能界で活動できる時代になってきた」と語り、その象徴として元SMAPの稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)の躍進について次のように解説する。

「コロナの影響でイベントが延期になるなどの被害は同様ですが、彼らが出演するCMは相変わらず絶好調。『ファミリーマート』も『ロト6』も契約を更新し、堅調に露出を増やしています」

 3月上旬、稲垣がNHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演。また、香取は4月4日放送のNHKの音楽番組「SONGS」にソロアーティストとして初出演し、存在感を見せつけた。

「実は、草なぎも21年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演することが決まっており、近く発表されるといいます」(同前)

 嵐の活動休止と中居の独立――そして元SMAPの躍進により、ジャニーズ事務所を取り巻く芸能界の“新しい地図”は、今まさに塗り替えられつつある。(橋本浩史)