“メンタルは強いほう”と自覚するカンニング竹山さんも、「なんでお前がテレビ出てるんだ!」「芸人辞めちまえ」など束になって攻撃してくるSNSの書き込みには心が弱くなることもあるという。ここ最近のSNS誹謗中傷にひと言モノ申す!
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SNSってすごいいいもので、こういったテクノロジーって、これから私たちが共に歩んでいくものだとは思うんですよ。だけど、あまりに便利になりすぎちゃって、いつの間にかSNSでの意見に対しては、“白黒はっきりつける”、“正義か悪か”みたいな考えをどちらかに決めすぎてしまうところがあると思う。それが、いいと言われる風潮にあって、でも人間社会で生きていくと、白とか黒、正義か悪か、決めきれないことっていっぱいあるじゃないですか?(時にテレビにおけるワイドショーでも同じようなことをやっているがそれはまた別の機会に。)
白とか黒って決めきれないことで言うと、この間、「ワイドナショー」に出演したときに、緊急事態宣言中に賭けマージャンをしていた黒川(前検事長)さんの話題を取り上げました。僕は「(黒川前検事長を)逮捕しなきゃダメだ」って言ったんですよ。それはどうしてかと言うと、検察の人だから。
あの程度の金額の賭けマージャンというのは、昔は誰でもやっていた。そこは世の中は目をつぶっているところだったじゃないですか?それは黒とか白ではない、“まぁまぁまぁいいじゃない”って流してきたところ。でも、法治国家だから、法律上でいくと、これはダメなことなんですよ。法律は白か黒だから。
じゃあ、黒川さんは何で逮捕しなければならないかと言うと、黒川さんは検察だろ?法の番人だろ?ってことなんですよ。検察が“まぁまぁまぁ”ってことになったらおかしなことになっちゃうだろ?って。黒川さん、わかるよ、賭けマージャンやっちゃうのはわかるところあるよ、本音はね。一般の会社のサラリーマンでもOLでも芸能人でも少額だったら賭けマージャンやっていても、まぁギリいいとしても、けど、検察はダメじゃん、っていうのは、立場の問題なんですよね。