【ビルボード 2020上半期TOP Composers】藤原聡、Daiki Tsuneta躍進、草野華余子「紅蓮華」のみで6位にジャンプアップ
【ビルボード 2020上半期TOP Composers】藤原聡、Daiki Tsuneta躍進、草野華余子「紅蓮華」のみで6位にジャンプアップ
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 2020年上半期Billboard JAPAN作曲家チャート“TOP Composers”で、藤原聡が1位に輝いた。

 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”の中から作曲家にフォーカスしたランキングだ。こちらも作詞家チャート“TOP Lyricists”同様、Official髭男dismとKing Gnuの躍進により、藤原聡、Daiki Tsunetaが1位・2位に。YOSHIKIはSixTONESの「Imitation Rain」の作曲が大きく牽引して、昨年度年間作曲家チャート100位圏外から今年度上半期は9位へ。Snow Manの「D.D.」を作曲したHIKARIはKis-My-Ft2の「Edge of Days」も加わり、こちらも圏外から8位に入っている。昨年31位から6位にジャンプアップした草野華余子(LiSA「紅蓮華」)など、新しくチャート上位に名を連ねるアーティストも多く、ヨルシカのn-bunaは昨年度年間15位から11位、Uruは54位から13位に順位を上げ、YOASOBIは21位に初登場となった。

 また、洋楽やK-POPでは最早普通の制作様式といえる、メロディーをブロックごとに分けて複数で制作するコライト(共作)様式をとる邦楽曲は、同23位のAndreas Carlsson/Erik Lidbom(嵐「Turning Up」)、46位のRicky Luna/Rolando Luna/Deekei(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Rat-tat-tat」)、53位のNobuhiro Tahara/Saw Arrow(Snow Man「Snow World」)と、まだまだ少ないが、ジャニーズやLDH系では増加傾向にあることがみてとれる。作詞作曲と歌唱が同一のシンガーソングライター様式が全盛の“JAPAN HOT 100”に、洋楽やK-POPのような完全分業型の楽曲も今後加わるのか、作詞作曲のトレンドの変遷にも注目したい。

【2020年上半期JAPAN TOP Composers】トップ10
1位 藤原聡
(Official髭男dism「Pretender」「I LOVE...」「宿命」)

2位 Daiki Tsuneta
(King Gnu「白日」「Teenager Forever」「飛行艇」)

3位 米津玄師
(菅田将暉「まちがいさがし」、米津玄師「馬と鹿」「Lemon」)

4位 あいみょん
(あいみょん「マリーゴールド」「ハルノヒ」「君はロックを聴かない」)

5位 大森元貴
(Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ 」「青と夏」「僕のこと」)

6位 草野華余子
(LiSA「紅蓮華」「unlasting」

7位 清水依与吏
(back number「高嶺の花子さん」「クリスマスソング」「ハッピーエンド」)

8位 HIKARI
(Snow Man「D.D.」「Stories」、Kis-My-Ft2「Edge of Days」)

9位 YOSHIKI
(SixTONES「Imitation Rain」、X「ENDLESS RAIN」「紅」)

10位 野田洋次郎
(RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」「スパークル」「グランドエスケープ feat. 三浦透子」)

集計期間:2019年11月25日(月)~2020年5月24日(日)