今夜8日深夜から9日の未明にかけて、月・木星・土星が接近。東北から九州にかけての広い範囲で晴れて星空を眺めることができそうです。
今夜8日深夜~9日未明 月と木星と土星が接近
今夜8日深夜から9日未明にかけて、南東から南の空では、月と木星が接近、更にその近くには土星も見ることができるチャンスです。
先日6日に満月を迎えた月は、今は満月と半月の間くらいです。その向かって上(北)には、明るく輝く木星が、さらに向かって左(東)には、輝く土星も見ることができるでしょう。いずれも肉眼で見ることのできる明るさですから、観察もしやすいでしょう。8日の深夜から徐々に南東の空へと昇っていくため、周囲に建物があっても時間がたつにつれて見やすくなりそうです。
近畿~九州北部は天体観測日和 東北・関東・東海などは雲が出やすい所も
では、気になる8日深夜から9日未明にかけての天気を見てみましょう。
すでに沖縄から九州南部、四国地方では梅雨入りしましたが、その中でも四国地方では、星空を眺めることができそうです。
その他の地域でも、北海道と東北北部の一部を除いて、広く晴れて星空を眺めることができそうです。ただ、東北から東海・北陸地方にかけての地域では、夜間、所々で雲が出やすいでしょう。近畿から九州北部にかけては、絶好の天体観測日和となりそうです。
真夜中の天体ショーの注意点 睡眠不足は熱中症のもと
今回の天体ショーで注意していただきたいのは、ショータイムは真夜中です。一方、あす9日は、九州や中国、近畿から東北南部にかけての内陸の広い範囲で、最高気温が35度近くまで上がり、非常に暑くなることが予想されています。
睡眠不足は熱中症のリスクを高めるおそれがありますので、くれぐれも無理はしないよう、あすの予定に余裕のある方は、星空を楽しんでくださいね。【参考】
国立天文台 https://www.nao.ac.jp/
AstroArts http://www.astroarts.co.jp/