![明日海りお(あすみ・りお)/1985年、静岡県生まれ。女優。5年半にわたり宝塚歌劇団花組のトップスターとして活躍し、月組準トップ時代を含め大劇場主演作は12作。2019年11月に宝塚を退団、映画「ムーラン」の主人公ムーランの日本語吹き替えが退団後初の演技仕事となる。好きなディズニーキャラクターは、「作品ごとに挙げたいくらいですが、やっぱりミッキー。いつも新鮮なときめきと、とてつもない安心感をもらっています」。[COVER STAFF 撮影/馬場道浩 スタイリング/三浦真紀子 ヘアメイク/平山直樹〈wani〉 アートディレクション/福島源之助+FROG KING STUDIO 衣装協力 トップ/ダンスキン(ゴールドウイン)、パンツ/PIAZZA SEMPIONE(三喜商事)]](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/6/749mw/img_263442b30ae3a60f6bedcce43b8b13e874253.jpg)
凜々しい眼差しから一転して神秘的な雰囲気を纏(まと)ったかと思えばリラックスした表情も……。
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「光の具合や皆さんとの呼吸感、着ている衣装、その一つひとつに、心動かされ湧き上がるものを変化させていく感覚が楽しかったです」
宝塚歌劇団を退団し、今年から新たな芸能活動を開始した明日海りおさん。近日公開予定のディズニー実写映画「ムーラン」の日本語版で、主人公ムーランの声を担当する。
「劇場という空間で演技をしてきたので最初はとても戸惑いましたが、ムーランというみずみずしいエネルギーにあふれた女性に、自然と夢中になっていました。声だけで表現する難しさ、面白さの両方を経験させていただきました」
現在を「第2のスタート」と位置付ける。
「もしかしたらまた男役をすることもあるかもしれません(笑)。でもそのときは、宝塚の舞台で求められる男役とはまた違うものをお見せできるはずです。ご覧になる皆様が、明日海りおを見たら、いつも必ず面白いものを感じ取れるというぐらい信頼されるような表現や感性を身につけていきたいですね」
(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2020年6月19日号