林:前に「ブラック・スワン」という映画があったでしょう。
趣里:はい、ナタリー・ポートマンの。
林:あんな映画が日本でもあっていいですよね。ああいう作品も趣里さん向いてそう。
趣里:いいですねえ。やってみたいです。
林:「水谷」の名字を取っちゃって「趣里」だけにしたのも、「頑張ろう」という決意の表れですか。
趣里:それはべつに意識してなくて、なんとなくノリで決めちゃったんです。
林:「イチロー」みたいな感じで、決意が表れてるなと思ってました。勝負するぞという感じで。
趣里:アハハハ。頑張ります。「目指せイチロー!」ですね(笑)。
趣里(しゅり)/1990年、東京都生まれ。4歳からクラシックバレエを習い始め、高校に上がるタイミングでイギリスにバレエ留学。その後、ケガでバレエの道を断念し、2011年「3年B組金八先生ファイナル」で女優デビュー。以降、多数の舞台や映画、ドラマに出演。16年にはNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」出演で注目を集める。18年の主演映画「生きてるだけで、愛。」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。舞台「わたしの耳」(シス・カンパニー、9月9~18日、新国立劇場小劇場)、「ハロルドとモード」(東京公演9月28日~10月3日、大阪公演10月14~15日)に出演予定。
(構成/本誌・松岡かすみ、編集協力/一木俊雄)
※週刊朝日 2020年9月18日号より抜粋