9月16日に発足した菅義偉内閣。将来の首相候補に誰がふさわしいかを尋ねるアンケートで常に上位に入る小泉進次郎環境相は、今回の人事でも重要ポストに起用されるかと注目されたが、結局は環境相への留任が決まった。9月15日の会見で「環境省が私を変革してくれた」「担当の方からかけられた言葉は一生忘れることはないと思う」などと謝意を示したが、出身の神奈川県の県連関係者は手厳しい。
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「滝川クリステルさんと結婚したころから意味不明な発言が多い。環境省にさよならの挨拶をしたと思ったら、半日後には再任発表。総裁選でも、『応援したい』と支持発言した河野さんは結局、不出馬。まったく先が読めていない。これでは裸の王様ですよ」
19年9月に環境相として初入閣を果たすも、ポエムめいた発言ばかりが注目され、国際会議でもNGOから不名誉な「化石賞」を贈られるなど目立った活躍があったとは言い難い。進次郎氏を応援しているが、不満もある、と語るのはさる政界関係者。
「小池百合子都知事が環境大臣をやっていた頃は、『クールビズ』をなどの大胆な政策を次々に打ち出し、実行しました。英語力を駆使し、国際会議でも颯爽と会話していた。彼女は自分から発案して、動いた。ところが、進次郎は発案しない、動いていない。やろうと思っても権限がないからできないとか、縦割り行政だからできないとか、言い訳ばかり。もっと、小池さんに学べと言いたい」
それなのに、何故、環境相に留任できたのか。
「菅首相としては、進次郎はいつまでも華があるということを頼りにしていてはダメで、もっと努力すれば、環境相としていくらでもやることはあるし、素晴らしい実績も上げることができると考えているからだと思います」(前出の政界関係者)
昨年12月には女性実業家との過去の不倫交際が報じられるなど、女癖の悪さも露呈した。それでも結婚後は落ち着いたかと思いきや、地元からは不満の声も聞こえてくる。