

AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。
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Q:コロナ禍生活のストレスで心が押しつぶされそうです。実家で一緒に暮らす、コンサバ思考の家族の徹底した外出自粛に合わせて、私もバイトを辞め、彼氏とも友達とも会わない日々が3月から続いています。就職活動が終わらず、自分の価値さえ見失いそう。疎外感を少しでも和らげたいです。(女性/学生/22歳/みずがめ座)
A:このご相談を2カ月前に受けていたら、もうちょっと待ちましょうとお伝えしたと思うんですが、今、僕としてはそろそろ1歩進まないといけない時期だと思っています。
お伝えしたいのは「今こそ小さい議会が必要なんじゃないか」ということ。議会とは意見が違う人同士が話し合ってルールを決める場です。コロナにはすごく怖い面とそこまで恐れる必要がない面があることがわかってきているように思います。例えば、マスクをつけるなど飛沫に気をつけて外で(テラス席などで)1時間会うのであれば、始めてもいい気がするんですね。
これは、コロナを怖がるなという話ではなくて、人は人と顔を合わせないとやっぱり生きる意味を失ってしまう、という話です。好きな人に会うのはもちろんですが、嫌いな人だとしても会うことが何らかの刺激になったり、自分の気持ちに刺さって次の行動につなげるきっかけになったりします。それらがすべて遮断された環境にいると、悲愴感というか、何のために生きてるんだろうという精神に繋がってしまうことがあります。
そこで必要なのが議会です。初めに家族とぶつかってしまうとまあまあ大変なので、まずは友達同士でルールを決めることから始めてください。例えば「月に1回会おう」という提案を、「何恐ろしいこと言ってるんだ」と思う人も、「月1回ぐらいならいいんじゃない?」という人もいるでしょう。それは聞いてみないとわかりません。言わなきゃわからないことを「言ってはいけない空気」として自分に課してしまうのはよくない。暗黙の了解は、日本文化の美徳でもありますが、こういうときには足かせです。