ドン小西
ドン小西
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菅真理子(首相夫人)/静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれ。清水東高校から静岡女子大学(当時)に進学。妹が、菅義偉現首相が秘書をしていた小此木彦三郎衆院議員の秘書をやっていたことから知り合い、25歳ごろに結婚=10月19日、首相の初外遊に同行。ベトナム首相夫人と懇談するなど、ファーストレディーとして自身も外交デビューを果たす (c)朝日新聞社
菅真理子(首相夫人)/静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれ。清水東高校から静岡女子大学(当時)に進学。妹が、菅義偉現首相が秘書をしていた小此木彦三郎衆院議員の秘書をやっていたことから知り合い、25歳ごろに結婚=10月19日、首相の初外遊に同行。ベトナム首相夫人と懇談するなど、ファーストレディーとして自身も外交デビューを果たす (c)朝日新聞社

 10月19日、菅義偉首相の初外遊に同行。ベトナム首相夫人と懇談するなど、ファーストレディーとして自身も外交デビューを果たした菅真理子夫人。ファッションデザイナーのドン小西さんがファッションチェックした。

【写真】無難だけど、不気味? 菅首相夫人のベージュ一色コーデはこちら

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 菅首相といえば、どうもあたしのイメージはグレーなんだよね。もちろん、グレーな政治家とかいう滅相もない話じゃないって。髪色と相まった首相のビジュアルの話だよ。

 グレーは白でも黒でもない曖昧な色だけど、この日の夫人の服も、同じようにはっきりしない色、ベージュ一色だもんね。若者には、ベージュのワイドパンツや分量たっぷりのニットが人気だけどさ、この人の場合はそれとは別物。いろんな糸や織り方を織り込んだ高級素材のジャケットを着て、褒められもしなければ、恥もかかない。そこそこ感満載のファッションになってるね。

 ま、一見、無難だけど、あたしは、不気味さすら感じたな。だって、この手の曖昧色は、本心を隠すときにも便利な色。デビューだから今回は様子を見るけど、実は無類のヒョウ柄好き、なんてこともないとは限らないって。あたしは、このベージュの無難すぎる服より、そっちの方が好きですけどね。

■評価は……?
3DON! 「可も不可もないひたすら無難な服」

(構成/福光恵)

週刊朝日  2020年11月6日号