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年越し寒波の影響で年末年始は冬の嵐となりました。日本海側を中心とした大雪や強風などをデータから振り返りました。

記録的な大雪の所も

2020年12月30日から寒波が襲来し、日本海側を中心に大雪となりました。48時間降雪量は秋田県横手市で94センチ(1月1日12時まで)、湯沢市で89センチ(1月1日12時まで)と観測史上1位の値を更新しました。また、岡山県新見市の千屋は63センチ(1月1日18時まで)と2017年に記録した1月の1位の値に並びました。

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上の図は2021年1月4日午後2時の積雪の平年比です。日本海側を中心に平年より多く、特に東北から山陰では平年の2倍以上となっている所が多くあります。午後2時の積雪は山形県大蔵村肘折で267センチ。豪雪地帯ではありますが、平年の2倍以上の積雪となっています。秋田県横手市は177センチ、湯沢市は158センチと平年の5倍ほどの積雪になっています。

冬の嵐

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年末年始は冬型の気圧配置が強まり、雪だけでなく、北または西よりの風が強まりました。特に12月30日は大荒れの天気となった所もありました。

12月30日の最大瞬間風速は京都府京丹後市丹後32.5メートル、鹿児島県肝付町の内之浦で32.3メートルと何かにつかまっていないと立っていられないほどの風が吹きました。そのほか、岡山市で29.3メートルの最大瞬間風速を観測するなど1月の1位の記録を更新した所がありました。

また寒波襲来か

1月7日頃からさらに強い寒気が流れ込む予想です。日本海側を中心に大雪となり、太平洋側も厳しい寒さとなるでしょう。今後も最新の気象情報や交通情報に注意が必要です。