大みそかに行われた嵐の活動休止前最後のコンサート。笑顔と涙で21年の活動を締めくくった名場面を振り返る。
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ついに、この時が来た──。2019年1月、世間に衝撃を与えた“嵐、活動休止”のニュースから2年。20年12月31日、嵐として活動休止前の最後のコンサートとなる「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」が東京ドームで行われ、インターネットの生配信を通じて世界中の嵐ファンが“最後”を見守った。午後8時から始まったコンサートは、途中「NHK紅白歌合戦」の生中継を挟み、3時間にわたって合計28曲を熱唱。「まだまだツッコミたかったし、もっともっとイジりたかった」(二宮和也)と名残を惜しみながらも、「この21年で叶った大きな夢って何かな?って考えたら、この5人で一緒にいられたってこと」(櫻井翔)、「心から、嵐でよかった」(相葉雅紀)と、5人の絆を噛みしめた。この日をもって芸能活動を休止する大野智は、「明日から、自分のことを考えて、自分の時間を大切に生きてみようと思う」と宣言。コンサートの演出を務めた松本潤は、「いつか、この夢の続きをできたらいいな」と“嵐ロス”に希望を滲ませた。新たな年、それぞれの一歩が始まった。
※週刊朝日 2021年1月22日号