関東は、この先1週間、気温の変化に注意が必要です。日曜は寒さが戻り、まだ冬コートが欲しい日もあるでしょう。来週後半は、季節先取りの暖かさになり、東京では、あと10日で、ソメイヨシノが開花する予想です。
6日土曜 季節先取りの暖かさが続く
5日金曜は、二十四節気の「啓蟄」で、暦の上では、暖かくなり、冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃です。関東は、日差しは少ないものの、南風が吹いたため、日中は、この時期にしては暖かくなりました。15時までの最高気温は、東京都心では17.4℃と、4月上旬並みの暖かさでした。
この暖かさは、6日土曜も続くでしょう。朝から気温が高く、最低気温は、4月上旬から中旬並みの予想です。
そして、日中は、暖かさが更にレベルアップするでしょう。最高気温は、北部や内陸部を中心に、20℃くらいまで上がる予想です。昼間は、冬のコートでは、汗ばむくらいでしょう。暑がりの方や、寒がりの方など、様々ですが、服装選びに注意が必要です。
7日日曜以降 まだ冬コートの出番も
ただ、7日日曜は、季節が逆戻りするでしょう。午前中を中心に、日差しがありますが、北風が吹くので、気温はあまり上がりません。風の冷たさも加わりますので、昼間も、まだ冬コートの必要な所が多くなりそうです。
8日月曜も、広い範囲で、この時期らしい気温でしょう。
9日火曜と10日水曜は、最低気温は平年を上回り、朝晩は、それほど冷えることはなさそうです。ただ、雨が降るので、雨に濡れて、体調を崩さないよう、お気を付けください。
来週後半 桜のつぼみが膨らむ暖かさ 開花はいつ?
来週後半になると、最高気温は15℃以上の日が増えて、20℃近くまで上がる日もあるでしょう。この暖かさで、桜のつぼみも、どんどん膨らみそうです。また、来週後半は、雨の日が多くなりますが、この時期の雨は「催花雨(さいかう)」と呼ばれ、植物の開花を促す雨とも言われています。
日本気象協会が発表した最新の「桜開花予想」によりますと、ソメイヨシノの開花は、東京は15日、横浜は16日、熊谷は17日の予想です。関東南部では、あと10日あまりで「桜の季節」を迎えるでしょう。前橋は19日、宇都宮と水戸は20日に開花が予想されているなど、関東北部でも、3月下旬には街が桜色に染まってきそうです。今年も、なるべく「密」を避けて、桜を眺めてみてください。