テスタ/トレーダー。2005年に株式投資の世界に飛び込み、専業トレーダーに。ITバブル崩壊、リーマン・ショックなど、幾多の市場暴落で退場するトレーダーが続出する中、寡黙に荒波を乗り越え、2021年に利益45億円を達成。投資先のメインは日本株、米国株、先物、REIT(不動産投資信託)(撮影/片山菜緒子)
テスタ/トレーダー。2005年に株式投資の世界に飛び込み、専業トレーダーに。ITバブル崩壊、リーマン・ショックなど、幾多の市場暴落で退場するトレーダーが続出する中、寡黙に荒波を乗り越え、2021年に利益45億円を達成。投資先のメインは日本株、米国株、先物、REIT(不動産投資信託)(撮影/片山菜緒子)
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  4月13日発売の「AERA Money2021春号」に載っている、大好評連載「テスタの失敗論」よりポイントを抜粋してお届け。45億円トレーダーの生の声は必読。

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 先日、僕はツイッターで「これさえ覚えておけば、だいたいの投資系詐欺は回避できるので必読」と題して、箇条書きをつぶやきました。
 
 2005年に僕が投資をはじめたときからずっとそうですが、「投資」に関する日本人のイメージはよくありません。

 その理由の一つは、投資を利用した詐欺が多いからということもあると思います。「なんとかファンドに投資したが、だまされていた」といったニュースを耳にすると、「投資って怪しい」と感じるようになるのでしょう。

 そこで今回は、「悪い人からお金でだまされないため」の条件についてお話ししたいと思います。
 
 その(1)、投資詐欺を回避する最初の心構えは「人にお金を預けない」こと。

 投資系詐欺で一番多いのは「こういう高利回りの金融商品や不動産があるから1口100万円で出資しませんか」といった誘い文句でお金を集めるものです。

 そもそも、他人にお金を預けたら勝手に増やしてくれるほど、投資の世界は甘くありません。そうした売り文句は詐欺の可能性が高い、という当たり前のことに気づいたほうがいいです。
 
 もちろん、まっとうな投資信託なんかも「お金を他人に預けて投資している」という点では同じですね。

 そこでその(2)は、「元本保証はありえない」。

 投資して元本を失いたくないという気持ちが強いので、詐欺商品も「元本保証」をうたうとお金の集まりがよくなるようです。しかし金融商品に関する法律では、販売業者に金融商品のリスク説明を義務づけています。つまり、元本保証という言葉が出た時点で「これはおかしいぞ」と思うようになってほしいです。

 その(3)は「無料メルマガから変な場所に誘導されないようにする」。

 ボランティアではない以上、「無料で情報提供」というのは、未来の有料サービスやアフィリエイト(成果報酬型広告)リンクへの「誘い水」だという認識を持ちましょう。無料メルマガのすべてが悪いとは言いませんが、一生、無料で情報提供するだけで、お金儲けへの導線はゼロの商売なんて、99%ありません。

 ちなみに僕のツイッターに来るメッセージは「投資を教えて」「お金貸して」「お金ください」の3つが主で、投資系の勧誘話はありません(笑)。

※アエラ増刊『AERA Money 2021春号』より抜粋

(構成/安住拓哉、編集部・中島晶子、伊藤忍)

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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