ポーター・ロビンソンが主催するオンライン・フェスティバル<シークレット・スカイ・フェスティバル>の参加アーティストのセットタイムと楽曲を集めたフェスティバルプレイリストが公開された。
収益を全てコロナウィルス救済支援に寄付する本フェスには、ドイツのBOYZ NOIZE、イギリスのケロケロボニト、カナダのREZZ、日本からはEnd of the World、高木正勝、Serphといった世界各国から集まったアーティストが参加する。各パフォーマンスはヴァーチャル会場でストリーミング配信され、Serphは日本時間4月25日午前7:35、高木正勝は午前11:10、End of the Worldは午前11:20から出演を予定。ポーター・ロビンソンのパフォーマンスは昼12:15を予定している。
ポーターは約7年ぶりのアルバム『ナーチャー』を4月23日より世界同時配信。4月28日発売の国内盤は、本人の強い希望により、ブックレット・デザイン、日本語の曲タイトルやメッセージ訳、歌詞対訳に至るまで全てをポーター・ロビンソンが監修した。Sony Music Shopでは40ページの豪華ハードカバー・アートブックやダウンロード・カードといった付属品が付いたデラックス・ヴァイナル・ボックスセットが完全生産限定で販売される。
DJスタイルが目立った過去の作品と比べて、ストリングスやピアノ、ギターといった生楽器を積極的に取り入れた、ミュージシャンとしてのポーターの新しい魅力が味わえる本作には、Yvett Young、ケロケロボニト、Totally Enormous Extinct Dinosaurs、高木正勝といった個性豊かなアーティストたちが参加。先行配信された「ゲット・ユア・ウィッシュ」や「ミラー」、「ルック・アット・ザ・スカイ」に加えて、日本版限定で水曜日のカンパネラとコラボした「フルムーン・ララバイ」がボーナス・トラックとして収録される。「リスナーに希望を与えたい」というポーターの強い気持ちが込められた全15曲で構成された本作を、英NMEは「多幸感に満ち溢れている」と表し、はやくも5点満点中4点という高得点のレビューを発表している。
約14時間にも及んだ昨年のライブストリーミング配信は、累計400万人もの人々が視聴したが、今年はVR機能やボイスチャットなどさらにパワーアップ。特設サイトにアクセスして無料視聴が可能だ。開催に先駆けて、ポーターがラブコールを送り、出演を交渉したSerphと高木正勝からコメントが届いている。
◎Serphコメント
Sad Machine以来気になっていたアーティストで、昨年のSecret Skyでも2曲もSerphの曲(Serphと別名義Reliqを1曲ずつ!)をかけてくれていて感激していたところに、今回参加の嬉しいお誘いでした。感極まる素敵なフェスになります!
◎高木正勝コメント
家で演奏を録画する必要があったのですが、コロナ禍でコンサートをしていなかったことや、僕たち夫婦が子どもを授かったこともあって、なかなか思うように演奏できず、締め切りの日になってしまったので断ろうと思っていました。最後の最後に、これだったら今のまんまだから気持ちよく弾けるスタイル、赤ちゃんを膝の上に乗せて弾くのが、日常になっていましたから、ちゃんとは弾けないのですが、それだったら今の僕の演奏として意味があると思いましたので、そういう映像で参加します。観てくれる人には怒られるかもしれませんが、ありのままの姿ということで、大事だなと思いました。ちなみに、赤ちゃんと一緒に弾いたピアノが、Porterが気に入っていたアップライトピアノです。彼のことを思い出しながら演奏しました。
なにより、Porter、素晴らしいアルバム、音楽をありがとう。
◎イベント情報
<シークレット・スカイ・フェスティバル>
日本時間2021年4月25日午前4:00~、特設サイトで配信
◎リリース情報
『ナーチャー』(国内盤)
2021/4/28 RELEASE
2,200円(tax out.)
歌詞、対訳、解説つき
『Nurture (Deluxe Vinyl Box Set)』(輸入盤)
2021/5/14 RELEASE(予定)
28,178円(tax in.)
※Sony Music Shop限定、完全生産限定盤
2枚組LP(盤面の色:ホワイト)※ジャケットは、デラックスBOX限定のアートワーク。
7インチシングル・レコード×6枚
40ページ豪華ハードカバー・アートブック
歌詞入りカラー・ブックレット
ダウンロード・カード