8日(土)から9日(日)にかけて日本列島には広く黄砂が飛来しました。10日(月)は黄砂の飛来はいったんは収まりそうです。
日曜日も広く黄砂が飛来 月曜日は収まる
8日(土)から9日(日)にかけて日本列島には広く黄砂が飛来しました。8日(土)は福岡や高松、東京、新潟、札幌で、9日(日)は福岡や高松、広島、大阪、名古屋、新潟、仙台で黄砂を観測しました。
ただ、一番上の気象衛星の画像を見ると、黄砂とみられる薄い赤茶色の帯が本州付近からは離れつつあるのが分かります。
10日(月)は広範囲への黄砂の飛来は収まりそうです。九州ではうっすらと黄砂の飛来が予想されますが、中国、四国から北海道への飛来はない見込みです。九州から関東はおおむね晴れて、黄砂の飛来が収まる地域では洗濯物を外に干せるでしょう。ただ、夕方以降は一部でにわか雨がありますので、乾いたら早めに取り込むと安心です。
なお、車に黄砂が付着してしまった場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされていますので、洗浄すると良いでしょう。
例年、5月までは飛来の可能性
上の表は1967年から2019年まで黄砂の観測を続けている11地点について、黄砂現象が観測された日数を月別に集計し、1981年から2010年の30年で平均した値です(気象庁調べ)。
3月・4月をピークに5月も2.5日と黄砂が飛来しています。5月いっぱいは黄砂の飛来に注意が必要です。6月になると黄砂観測日数はグッと減り、7月から9月は観測されなくなります。
今年の春は3月に6日間、4月に2日間、5月に2日間、黄砂が観測されています。特に3月と5月は広範囲に飛来した日がありました。(4月と5月は速報値)