優しさに甘えない。
うちのように、お客が減ったことに不安になり、給付金だけを頼りに生き延びようとしていない。
そのAさんの攻めの発想と営業努力を見て、コロナが過ぎても100%前のように戻ることはないと覚悟を決めて、今の店を活かしながら、新形態のお店を作る。
守ってばかりだと、きっと前に進めない。こういう時だからこそ、知恵を使って、力を合わせて、捨てるものは捨てて、新しく生まれ変わらなきゃいけないのだ。
守るのではなく、変えよう!
■鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中。YOASOBI「ハルカ」の原作「月王子」を書籍化したイラスト小説「ハルカと月の王子様」が好評発売中