杉本裕太郎選手(c)朝日新聞社
杉本裕太郎選手(c)朝日新聞社
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 オリックスの杉本裕太郎、小田裕也、大城滉二が今月10日夜、遠征先の都内のホテルの部屋に女性3人を招き、計6人で会食したことが報じられた。オリックスは翌11日から日本ハムと東京ドームで2連戦を行っている。3選手は事実関係を認め、球団は新型コロナウイルス感染症対策の規定に違反したとして厳重注意としたという。

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「杉本は30歳で遅咲きのブレークをしているのに、軽率な行動で評価を落としてもったいないですね。小田は31歳、大城は27歳も実績のある選手でもう若手じゃない。何をやっているんだか…。普段はメディアの扱いが小さいオリックスが話題になったと思ったら、こんな情けない話でガッカリです」(スポーツ紙遊軍記者)

 阪神ドラフト1位ルーキー・佐藤輝明がマスコミの話題を独占しているが、同じ関西に本拠地を置き、負けじと活躍しているのがオリックスのプロ6年目・杉本だった。「ラオウ」の愛称で恵まれた体格から振り抜くパワーが持ち味の和製大砲は、確実性が課題でなかなかレギュラーに定着できなかった。だが、今季は違う。40試合出場で打率.294、11本塁打、26打点。4月下旬から4番に定着し、昨季までの通算9本塁打を2カ月で超えた。青山学院大の後輩で球界を代表する左打者・吉田正尚と主軸でコンビを結成し、他球団に脅威を与えるポイントゲッターになっている。

 昨季まで2年連続最下位、6年連続Bクラスと低迷からの脱却を目指す中、水を差す今回の出来事だが、球界全体に与える影響力も大きい。巨人、日本ハム、広島とコロナに感染する選手が大量に出て主力を欠いた戦いを余儀なくされている。各球団が感染防止に向け、細心の注意を払うように選手へ呼びかけているだけに、遠征先のホテルで女性3人を招き、会食したオリックスの3選手の意識は甘すぎるとしか言いようがない。

 SNS、ネット上では、「オリックスさんよ、ずいぶん身内に甘い処分だな。厳重注意で済ましている場合じゃないでしょう? 隔離の意味も含めて、少なくとも10試合ぐらいは出場停止ぐらいの処分にしなきゃ他球団に対しても示しがつかないぞ!」、「厳重注意だけで良いのか?他に厳しい処分を下さないと示しがつかないのでは?この点については相撲協会の方が厳しい処分を下している。大城、小田は1.5軍の定位置を掴めないレベルだけど、杉本はチームの軸だから外せないとチーム事情を優先しているなら、それは違うと思う。合コンをした女性がコロナ感染してなかったから良かったけど、これで感染していたらクラスター化していたんだから、もっと厳しい処分を下すべきでは?」、「20年来のオリファンです。他の方も書いていたけど、何試合かの謹慎か2軍降格でいい。杉本不在は痛くなるけど、仕方ない。こっちも、スッキリと心置きなく応援したいのだ。対処の仕方に、球団としての姿勢を見せてほしい。処分が甘ければ再発者が出ますから…」など球団の処分に疑問を呈するコメントが目立つ。

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