一昨年、漫画家の清野とおるさんと結婚し、ヒトヅマとなった壇蜜さん。作家・林真理子さんとの対談では、結婚に至る経緯を明かしてくれました。
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林:遅ればせながら、ご結婚おめでとうございます。前からおきれいでしたけど、ご結婚してからますますきれいになりましたね。
壇蜜:本当ですか。やった!(ガッツポーズ)
林:以前、ワイドショーを見てたら、お二人が出会うきっかけとなった番組をやっていました。ご主人の漫画家の清野(とおる)さんと壇蜜さんが初めて会うところからデートするまで密着されていて、おもしろく拝見しましたよ。大ファンと一女優というスタンスだったのに、まさか結婚なさるとは思わなかった。
壇蜜:いや、もともとは逆というか、先に興味を持ったのは私のほうなんです。私が清野さんの漫画の読者で、私が清野さんに会いたいから番組に呼んだんです。
林:へぇ~そうなんだ。ご主人が大ファンなのかと思った。
壇蜜:まあ、憎からず思ってたでしょうけど、私が番組で「呼びたい人」として呼んで、それで結婚したので、私は「穏やかなパワハラ」って呼んでるんです(笑)。会いたいから会わせてもらって、結婚したいから結婚してもらって。
林:「結婚したい」って、壇蜜さんから言ったんですか。
壇蜜:はい。
林:壇蜜さんから「結婚しませんか?」って言われたら、ふつうの男の人、「ウソだろ。まさかそんな幸運がこの俺に」と思っちゃいますよ。清野さん、本気にしたんですか。
壇蜜:そのロケの最中に「結婚しませんか」と言ったんですけど、彼はドッキリだと思って、番組のスタッフさんに確認したと言ってました(笑)。
林:ロケの最中にプロポーズ!? そりゃドッキリだと思いますよ。真に受けたのは婚姻届を書いた日?
壇蜜:そうですね。彼、緊張しちゃって、名字が私の名字になってました(笑)。私の名字が齋藤なんですけど、「齋藤とおる」になっていて、そのあと「齋藤とおるさん、おめでとうございます」って電報が来て気づいたらしいです(笑)。1カ月間気づいてなかったんです。