AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。2021年6月14日号では、勤務先で製品のマーケティングを担当する梅澤光博さん、グループ報の企画編集や広報PRの企画提案に従事する祐子さん夫婦について取り上げました。

【アプリで同大学同学部の同い年と意気投合 「寝る場所だった家が結婚で変わった」元・メディア業界の夫婦】



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夫38歳、妻37歳のときに結婚。

【出会いは?】お互い交流の場を広げるために社会人サークルに参加。その食事会で、たまたま席が隣同士になった。

【結婚までの道のりは?】話をして気が合うことがわかり、連絡を取り合うように。交際5カ月で結婚。

【家事や家計の分担は?】風呂洗いは夫、料理は妻。それ以外の家事は気づいた人がしている。家計は年収に応じ、夫6割、妻4割で家賃や生活費を分担。


梅澤光博[39]
スマートショッピング
Saas事業本部 マーケティング事業部

うめざわ・みつひろ◆1982年、神奈川県生まれ。大学卒業後、日立グループの企業にシステムエンジニアとして入社。金融会社などへの転職を経て、2019年から現職。製品「スマートマットクラウド」のマーケティングを担当

 私たちは交際5カ月で結婚しました。「もう少し交際期間があってもいいのでは」と正直感じたこともあったのですが、妻からの「私はうまくやっていける覚悟がある」との前向きな言葉に後押しされ、結婚を決めました。今は、結婚してくれてありがとうと妻に言いたいです。

 当初、結婚はまだ先と考えていたため、ベンチャー企業に転職をしたところでした。平日は仕事で精一杯で、妻と話すのは夜寝る前の30分程度。その代わり、休日は食事や買い物など2人の時間を作っています。子どもは「できたらいいな」と2人とも思っていたのですが、その矢先、第1子を授かりました。

 今の会社は社員数は少ないですが、子育てに理解があり、「ファミリーファースト」を大事にしています。妻の妊娠を報告後、フルリモートワークに切り替えて仕事ができています。今は「超」効率化を考えて働いています。仕事のパフォーマンスは落とさずに、子育てをしていくことが目標です。

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