オールスターゲームやホームランダービーに限らず、今季のメジャーは大谷なしには語れない。特に6月は“大谷月間”と言っても過言ではなかった。大谷は6月21日に、自身3度目となるア・リーグの週間MVPに選出された。この前週、大谷は6試合で1試合2本を含む6本塁打を放ち、投手としては6回5奪三振1失点の好投をみせて3勝目を挙げた。マドン監督は、20日の試合後の会見で前週の大谷を振り返り、「本当に途方もないね」とコメント。指揮官でさえ、大谷が日々新たに見せる活躍に驚いているようだ。

 これもエンゼルスの首脳陣が大谷と常々話し合い、毎日の体調を見極めながら慎重に起用を続けているからこそ実現できていることだと言える。このところの好調ぶりも、連日の出場を認めるこの起用法が功を奏していることは、ここまでの活躍をみれば一目瞭然である。

 たしかに、シーズン序盤は先発投手として登板する試合の前後にも、打者としての出場をさせるその起用法に対し、現地メディアの間からは「休養を与えるべきだ」という批判の声もあったが、今はあまり聞くことはない。むしろ、どのメディアも大谷の日々の活躍に夢中になっている。全米を熱中させる大谷翔平、今年のメジャー・オールスターゲームが楽しみだ。(澤良憲/YOSHINORI SAWA)

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