「前回は小池知事のシンボルカラー、グリーンを見ただけで人が集まってきた。新型コロナウイルスの影響もあるが、街頭で演説をしてもほとんど無反応。4年でこんなに変わってしまうとは…」
そして気がかりなのは、都民ファの荒木千陽・代表だ。荒木氏の地盤、中野区は定数3。前回は荒木氏がダントツのトップ当選だった。しかし、情勢調査の数字では、自民党の新人と立憲民主党の現職が優勢。3議席目を公明党の現職と荒木氏が争う展開だ。
前回の選挙では、都民ファと公明党が組んだ。しかし今回は国政と同様に都議選も自公が政策協定を結んでいる。
「荒木氏は小池氏が衆院議員時代には、練馬区の自宅に住み込み、公設秘書を務めた、側近中の側近です。当落を争う一番のライバルが公明党候補となれば、ますます厳しい選挙になる。もし代表の立場で落選となれば、都民ファ、小池知事凋落の象徴となりかねない。小池氏も入院したからと放置できないでしょう」(自民党都連幹部)
7月4日の投開票の結果はどうなるのか?(AERAdot.編集部/今西憲之)