小池百合子東京都知事 (C)朝日新聞社
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小池都知事が都庁全職員に宛てた、直筆署名入りの手紙(都庁職員提供)
小池都知事が都庁全職員に宛てた、直筆署名入りの手紙(都庁職員提供)
東京都のモニタリング会議=2021年7月1日 (C)朝日新聞社
東京都のモニタリング会議=2021年7月1日 (C)朝日新聞社

 過度の疲労のため22日から静養していた小池百合子都知事が、6月30日に退院した。公務は当面の間、テレワークで行うという。

【画像】小池都知事が全職員に宛てた直筆署名の手紙全文はこちら

 静養をめぐり、麻生太郎財務相の「自分で蒔いた種」発言が物議を醸したものの、SNS上では支持・不支持を問わず、小池知事をねぎらうコメントが目立った。また、都政策企画局の担当者によれば、入院した先月22日から7月1日現在にかけて、都庁に激励の電話が1日100件ペースで寄せられ、1日時点で1000件前後になっているという。

「復帰初日となった本日も、テレビで姿を見た方たちが、『安心した』『待っていた』『退院早々コロナの陣頭指揮をとってくれてありがとう』『無理せず頑張ってほしい』といった励ましの声をいただいています。テレビのニュースなどで小池知事が出るたびに、電話がひっきりなしに鳴っているような状況です。知事に対する言葉ではありますが、我々職員にとっても、こういった励ましをいただけるのはありがたい話」(都・政策企画課の担当者)

 表向きには「早期に体調を全快させ、公務を行うことができるよう、引き続き安静の上、体調管理に努めてまいる所存です」とのコメントを出していた小池知事。実は、都庁の全職員宛にも、直筆署名入りの手紙を出していた。

 当サイトは、小池知事が出した手紙を独自入手。以下、原文のまま掲載する。

【職員の皆様へ
本日、無事退院することが出来ました 。職員の皆様には、大切な時期にご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。私の入院中に、様々な諸課題に懸命に取り組んで頂きましたことに 、 心より感謝を申し上げます。退院後は、医師の指示により 、もうしばらく静養が必要となります。今しばらくご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします 小池百合子(直筆)】

 この手紙を編集部に提供した都庁職員(氏名・役職は非公表)は、「かれこれ30年、都庁に勤めていますが、歴代知事でも、直筆署名入りの手紙を全職員に送るのは初めて。私が経験した鈴木俊一、青島幸男、石原慎太郎、猪瀨直樹、舛添要一知事時代にはなかったことです」と驚く。

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復帰初日の公務は