そんなことで、仕事が終わった後、帰宅するのに千駄ヶ谷に向かったものの千駄ヶ谷で降りれなくて、少し離れた北参道方面まで行ってタクシーを降りました。道を渡れないほど人で、反対側の道に行かれないですよ。ようやく渡れるところを見つけてタクシーを降りました。

 あまりの人の多さに驚き、動画を回しながら歩いていたんです。そこには五輪反対のデモの人たちもいて、コロナ禍でのオリンピックを反対する理由のひとつは命を守るためだという主張には一理あると思っているけど、周辺の人の多さに驚いてツイートをした。

 それが冒頭のツイートですがそれに対して「反対派のデモを見たいと集まったとなぜウソをいう。ブルーインパルスを見ようと昼間から沢山集まっていたんだよ」「デモで密になっているのではない!」「デマを拡散するな!(千駄ヶ谷に集まっていたのは)開会式の花火を見るためのやつらだ!」「花火を見に来たヤツには文句言わないで、竹山は現状を伝えていない!」とか書き込まれた。

 これは、お返事しなければと思って、開会式のあった深夜にABEMATV「カンニング竹山の土曜TheNight」で説明しますと返しました。読んでもらえばわかるように、ツイートはデモ隊だけの事を話しているわけではないんですよね。

 人間って、自分の考えが“こうだ”ってなったら、他人の考えが入ってこないんですよね。ツイートを書いた人がどういう意図で書いたかっていうのは考えず、自分の考えありきで全部決めてしまう。SNSって、書き込みが敵だと思ったら敵なんですよ。そういう傾向になり過ぎている。

 番組では、ツイートには貼り付けなかった動画も出しました。その動画にある通り、ほとんどの人は開会式の花火を見に来た人。でも、のぼりを立ててデモ隊もいるでしょ!? それを見て僕が思ったのは、コロナから命を守るためにオリンピック反対と言うのならば、集まらないで反対運動をしたほうがいいのではなかろうか? と思った。番組で説明するということに関しても「竹山はデマを流す人間だから、そんなものは見ない」と、はなから話し合う気もない。敵だと思っている人は敵だから。

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