菅義偉首相(c)朝日新聞社 
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 23日に開幕した東京五輪で日本の金メダルダッシュが続いている。30日にはフェンシング男子エペ団体が金メダル、柔道女子78キロ超級の素根輝と合わせて2個を獲得し、日本の金メダル獲得が今大会17個となり、1964年東京五輪と2004年アテネ五輪の16個を抜いて最多となった。

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 柔道は男子60キロ級の高藤直寿、66キロ級の阿部一二三、73キロ級の大野将平、81キロ級の永瀬貴規と5日連続で金メダルを獲得。100キロ級のウルフ・アロンも頂点に立ち、女子も52キロ級の阿部詩、70キロ級の新井千鶴、78キロ級の濱田直里が金メダルを獲った。柔道は17個の金メダル中、8個を占めている。また、水泳では大橋悠依が女子400メートル個人メドレー、200メートル個人メドレーの2冠。競泳女子日本史上初の快挙だった。

 他の競技も快進撃が続く。卓球混合ダブルスでは水谷隼と伊藤美誠ペアが決勝戦で中国ペアを破り、卓球史上初の五輪で金メダルに。女子ソフトボールも最大のライバル・米国を決勝で倒して08年の北京五輪以来、13年ぶりの連覇を飾った。ニューヒーローも誕生した。今大会から追加種目になったスケートボード女子ストリートで13歳の西矢椛が日本史上最年少の金メダリストに。スケートボード男子ストリートでも、22歳の堀米雄斗が金メダルを獲得した。金メダリストだけを取りあげたが、銀メダル4個、銅メダル7個と各競技で日本選手が奮闘している。

 大会前は東京五輪開催に反対の声が多かった。開会式が行われた23日には、開催反対を求める大規模な抗議デモが国立競技場近くで行われた。しかし、政府の姿勢は一貫している。菅首相は国民に説明責任を果たしているとは言えないが、国際舞台では東京五輪開催の強い意志を発信してきた。

 6月に英国で開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)で記者団に対応した際、東京五輪・パラリンピック開催について、「感染対策の徹底と安全安心の大会について、私から説明をさせていただき、全首脳から大変力強い支持をいただいた。私自身、改めて主催国の総理大臣として、こうした支持を心強く思うとともに、東京大会を何としても成功させなければならないという思いで、しっかりと開会し、成功させなければならないという決意を新たにした」と強調した。

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