ネットのニュースで閉会式の国立競技場周辺に人が集まっていることが上がると、Twitterに“竹山、今回はデモのことは言わないのか!”“竹山、このニュース見てどう思ってんだ? デモじゃないだろ”って書き込んでくる人が何人かいるわけですよ。それは、説明を散々したでしょ! 結局、前から僕が言っているように自分でニュースのソースを調べたり、知ろうとしていない人が同じことを言ってくる。調べればすぐにわかることで、“竹山はそういう事を言ったわけではない”とか理解できるわけです。それをやらない人が、また蒸し返して言い出してくる。

 デモ隊のTwitterに付随して、過去の深夜のラジオ番組での後輩芸人とのやりとりを“竹山が付き人をいじめていた”っと言われました。それで先週、そいつと2人でYouTube出したんですよ。そこで僕も後輩も”いじめではないですよ! 誤解しないでほしい”と全部、説明した。

 拡散されたニュースのまま、僕が小山田氏と同じように付き人をいじめていたってことで記事にされていて、竹山はもう起用されないだろうとまで書かれている。拡がり過ぎているからYouTubeを見てくれ! 勝手にどんどん、どんどん、ネットで違った方向に拡がっていくことが、五輪開催期間中に自分に起きたこと。ネットの情報過多、情報の間違いでどんどん大きくなっていってしまった。この東京五輪中に自分に起きたことから、ネットとの関わりを改めて考えた。

 東京五輪に関しては、まず日本が“遅れている”ことを露呈したオリンピックだった。いろいろな分野で遅れていることがわかったんだけど、なんと言っても、エンターテインメントの遅れ。

 閉会式には東京スカパラダイスオーケストラが登場しましたが、僕はスカパラさんは好きだし、出てきて“やったー!”って思ったけど、じゃぁ、他、何があったかといったら東京音頭!? それも別にいいんだけど、もっと、エンタメのショーの見せ方や構成の仕方があったのではないか? 

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韓国にはエンタメの国策としてBTSがいる