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 同僚に暴行をふるうという衝撃的なニュースで、球団から出場停止処分を課せられた日本ハム中田翔(32)。今後の野球人生が不透明な状況になっている。

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「やんちゃと言われていた中田ですが、後輩をかわいがっていたし、『大将』と呼ばれてチームの顔としての自覚もあった。今回どういった経緯で暴行に及んだかは分かっていませんが、関係者から被害にあったのは、20代の投手と聞いて驚きました。中田がかわいがっていた後輩だったんです。強めにイジって反発してきたことに腹を立てて手を出したのか…。いずれにせよ言い訳の余地はない。今季は打撃不振でトレード要員としてメディアに取り沙汰されていましたが、今回のようなトラブルが起こると、他の球団はイメージを考えて獲得に動かないでしょう。チームは最下位に沈み、次期監督は侍ジャパンを金メダルに導いた稲葉篤紀さんが噂されています。中田は稲葉さんを慕って良好な関係ですが、今の状況では来年日本ハムでプレーできるかもわからない」(スポーツ紙遊軍記者)

 暴行事件が起きたのは8月4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)の試合前だった。球団に発表によると、ベンチ裏で中田が被害に遭った後輩の選手と会話している中で、突発的に腹を立てて手を出したという。

 異変に気付いた周囲の選手が止めに入って大きな騒ぎにはならなかったが、試合開始後に被害に遭った選手から球団が報告を受けた。中田は「4番・一塁」で同戦にスタメン出場していたが、事態を重く見た球団は1打席で交代させ、札幌に即時帰宅を命じた。そして、中田や暴行を受けた選手、他の選手やスタッフらから事情聴取し、11日に中田翔に対して、統一選手契約書第17条(模範行為)違反で1軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を科したことを発表した。

「今年は打撃不振で悩み、ベンチを見てもピリピリした雰囲気でしたね。物に当たるなど目に余る行動が見られたが、中田も32歳で自分より年長者が少なくなり注意できる人間がいなかった。後輩いじりも中田流のコミュニケーションですが、周囲から見ていて『ちょっと度を超えているな』と感じることも少なくなかった。今回のトラブルは反発されてイラっとしたのかもしれませんが、自分勝手な振る舞いが目立った中田に同情するチームメートは少ないと思います」(テレビ関係者)

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打撃不振で苛立ちが目立つ