一方、ここ数年の鈴木は話題に事欠かない。2017年には映画『キセキの葉書』で、マドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞し、世間を驚かせた。また、2020年3月には、20数年前に交際していたお笑い芸人のたむらけんじとYouTubeチャンネル「さりけんちゃ~ンネル」を開設。元カレと一緒に料理を作ったり、一夜限りの“お試し同棲”をしたりするなど芸能ニュースを沸かせた。
チャンネル登録者数は11万人を超えたが、半年後に突如チャンネル休止を発表。動画内ではケンカが理由だとたむらは話したが、鈴木は「けんちゃんがシャッター閉じちゃった感じ。たむらのアホ!」(「サンデー・ジャポン」2020年10月11日放送)と反論。2人の間で何らかの行き違いがあったようだ。
「今年の5月に紗理奈さんは東日本障害馬術大会に出場し、2部門で上位入賞したことがニュースとなりました。『そんな趣味もあったのか!』とメディアも世間も彼女の引き出しの多さに驚かされました。息子さんが留学してから、一人の時間が増えたとこで、より成長したいと誓ったそうで、その一つが乗馬だったといいます。テレビ的にも女性の視聴者受けがよく、絶妙なバランスの関西弁の辛口コメントも評判がよいので重宝されています。また、育ちが良いので、変なことを言わないし、下品なスキャンダルを起こすこともない。まさにコメンテーターとしてはピッタリです」(前出の編集者)
TVウオッチャーの中村裕一氏は、鈴木が情報番組のご意見番に転身できた理由をこう語る。
「彼女を世に送り出したのは紛れもなく『めちゃ2イケてるッ!』ですが、ナインティナインや極楽とんぼ、よゐこ、光浦靖子、雛形あきこ、武田真治といった個性的で強力なメンバーに囲まれながらも、姉御肌で仲間のためにはひと肌脱ぐ、やるときはやるキャラとして、番組に無くてはならない存在でした。その『めちゃイケ』がスタートしたのが1996年ですから、当時10代だった子どもが大きくなって母親になっているケースも多いはず。その層が今、ワイドショーを見るようになり、彼女の人気を支えているのでしょう。なによりも、まっすぐでズル賢くない生き方は好感度が高く、良い意味での脇の甘さは親近感を覚えます。これからもスジを通す彼女のコメントに多くの支持が集まるのではないでしょうか」
大物にもこびを売らない、まっすぐな鈴木の発言には、今後も支持が集まりそうだ。(高梨歩)
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