帰国直後の小室圭さん(C)朝日新聞社
帰国直後の小室圭さん(C)朝日新聞社

 神崎桃子さんは婚約内定会見の発言をメモ取りながら見ていたそうで、小室さんもリモート愛を続けられるだけの覚悟を読み取っていた。

 「小室さんが『きれいな月を見ると、眞子さま(宮さま)を思い出してしまう』と会見で話をしているのを見て、『小室さんは眞子さまをきちんと尊敬なさっているんだな』と思いました。月に例えられたのを聞いて、そうだ! そうだ!わかると心の中で叫んでましたね(笑)。だって恋愛ってそういうものなんです。夕陽が真っ赤に美しく見えるのも、月がきれいに見えるのも、恋をしていると特に景色の素晴らしさに気付く。また、その感動を好きな相手と共有したいと思う。だから、あの会見の時の小室さんはしっかり恋をしていたんですよ」

 もう、こうなると誰も止められない――。

 「お二人がリモートで3年間愛を育んだのはロミオとジュリエット効果もあると思う。人を好きになることは誰かに『やめろ!』といわれても止められるものではないでしょう。障害があればあるほど結びつきが強くなっていったのかもしれません。アメリカと日本で離れていればあきらめるのではなくて二人の愛が逆に強まったのではないか。3年2カ月の間リアルで会わなければ冷めるようなものであれば、そこまで相手を好きではなかったということになる。お二人は“令和のロミオとジュリエット”かもしれません」

 ロミオとジュリエット効果とは、恋愛などにおいて障害を乗り越えて目的を達成しようとする心理現象を米国の心理学者が名付けたもの。国民の不安や心配の声がお二人をゴールへ導いてしまったのか……。

 神崎桃子/恋愛事情専門家・コラムニスト。男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスし文筆に励む。「文章を通じて男女関係や恋に悩める人たちに元気と勇気を与えたい」という熱い思いから執筆活動をはじめ、恋愛コラムニストとしてデビュー。プロライター、コラムニスト歴は10年以上。映画のコメンテーターも務める。※神崎桃子オフィシャルサイトhttps://www.kanzakimomoko.com/