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向こう1か月は、気温は平年並みで経過するでしょう。今日まで最高気温は高めの日が続いたため、一気に気温が下がったように感じられ、この先1週間のうちに札幌など日本海側では10度に届かない日もあるでしょう。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(10月16日~22日) とうとう平地でも雪が?

今日(14日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

明日(15日)からは、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、曇りや雨などぐずついた天気となる日が多いでしょう。特に17日の夜から18日の朝にかけては寒気が強まり、前日より最高気温が5度前後低くなる所が多い見込みです。札幌を含めた日本海側では、最高気温が10度に届かない日もありそうです。日によって気温が大きく変わるため、服装選びなどに気をつけてください。また、寒気の強まりによって、道北などでは峠だけでなく平地でも雪が降る可能性があります。なお、稚内と旭川の初雪の平年日は10月19日ですので、雪が降ってもおかしくない時季と言えるでしょう。

2週目(10月23日~29日) 道南では紅葉が見頃に

2週目は、高気圧と低気圧が交互に通り、西高東低の冬型の気圧配置となる日もある見込みです。日本海側では平年と同じように雲に覆われやすく、オホーツク海側は日ごとに天気が変わるでしょう。太平洋側は平年通り、晴れの日が多くなりそうです。道南では、紅葉が綺麗に染まるのがこの時季となります。例えば、七飯町の大沼公園では10月27日頃に見頃を迎えそうです。また、札幌では、初霜の観測は10月25日、初氷の観測は10月28日が平年日となっています。札幌中心部は、この辺りで冬の便りが続々と届くでしょう。

3~4週目(10月30日~11月12日) 昨年はこの頃に各地とも初雪

3~4週目も、高気圧と低気圧が交互に通過するでしょう。日本海側では平年と同じように、曇りや雨の日が多くなりそうです。寒気が強まると雪の降る可能性もあるでしょう。オホーツク海側や太平洋側は、数日の周期で天気が変わる見込みです。昨年、道内の主な都市では、各地ともこの期間に初雪を観測しました。昨年の札幌の初雪は11月4日で、最も遅かったのは釧路で11月9日でした。遅くてもこの頃までには、冬タイヤへの交換が必要となりそうです。朝晩はストーブが欠かせない日が続く地域もあるでしょう。暖房器具の点検などは早めに済ませておくと良さそうです。